冬至とは?2019はいつ?なぜかぼちゃを食べる?二十四節気とは?

冬至(とうじ)とは、1年の中で一番昼の時間が短い、つまり太陽が出ている時間が短い日です。なぜ、太陽が出ている時間が変わるのでしょう?

また、冬至は二十四節気の第22?と言われます。二十四節気とは、何なのでしょう?今回は、地球と太陽の位置関係などから、季節を科学的に考えてみたいと思います。

そして2019年の冬至はいつなのか、冬至の日になぜかぼちゃを食べるのか?いろいろとわからないことを、まとめて調べてみたいと思います。

昼の長さが変わる理由を覚えていますか?

中学生の時、昼の長さが変わる理由を勉強したはずです。「そんなの忘れた!」という人が多いかもしれません。でも、地球の地軸(北極と南極を結ぶ軸・地軸を中心に自転している)が傾いていることは、知っていますよね。だって、地球儀を見ると、軸が必ず傾いていますよね。

地軸の傾きによって、季節ごとに変わること

地球は、太陽の周りを1年で1周し、このことを公転と言います。だいたい同じ平面を公転しているのですが、この公転面の垂直から地軸は、23.4°傾いています(赤道も傾いています)。その傾きを保ったまま公転していくので、次の図1のように正午のとき、太陽からの光が、①のように頭上から入ってくる日や、②のように低い角度で入ってくる日があります。

※ 地球上の黒いところは、日本が正午の位置を表しています。

①のように、太陽からの光が頭上から入ってくる日は、太陽が出ている時間は長く、熱もたくさん届く、夏至です。

②のように、太陽からの光が低い角度で入ってくる日は、太陽が出ている時間が一番短くなる、冬至です。

このように、地球の地軸が傾いていることが、太陽が出ている時間が変わっていく理由です。

季節ごとの、太陽の見かけの動き

夏至・秋分・冬至・春分のそれぞれ1日で、地球から見た太陽の見かけの動きを、図2の天球上に示します。

これも、中学校の教科書でよく見た図ですよね。地球上のO点に自分がいると考えてください。南から北にかけて天球上を通っている線を子午線といい、太陽が子午線を通るときが、正午です。

夏至の正午は、太陽が頭上高くに昇っています。冬至になると、正午でもずいぶん低いところまでしか太陽が昇りません。

そして、天球上の太陽の通り道が短かければ、それだけ短い時間しか太陽が出ていないことになります。冬至の日は、太陽が出ている時間が非常に短いことを表しています。

二十四節気とは

図1のように、地球は1年をかけて太陽の周りを1周します。これを、1年の日数で分割する方法(平気法)か、天球上で1年間の間に太陽が動いた見かけの位置を分割する方法(定気法)で24等分したものが、二十四節気(にじゅうしせっき)です。

平気法は、1年の日数、または時間を等分にする方法です。恒気法や時間分割法とも呼ばれます。

定気法は、天球と呼ばれる地球を中心に考えた、恒星や惑星がその上に張り付き運動すると考えた見かけの球体の上で、太陽が1年をかけて一周する通り道である黄道を、等分する方法です。空間分割法とも呼ばれます。

12の節気と12の中気

中国の戦国時代の頃、季節を春夏秋冬の4等区分する暦のようなものとして考案された区分手法のひとつであり、1年を12の節気と12の中気に分け、それらに季節を表す名前がつけられました。

立春を二十四節気の第1としたとき、冬至は22番目なので、二十四節気の第22と呼ばれます。

現在の暦で使われているのは定期法で、春分が太陽黄経(黄道上の太陽の位置)の0°になる日です。冬至は太陽黄経が270°の日となります。

平気法だと、365日を8等分し、日数と時間で考えることになります。春分から3/4年後、273日と3/4日が冬至という計算になります。

本来の二十四節気は、中国を中心とした地域の気候をもとに付けられた名前なので、日本で体感する気候とは合わないものもあります。たとえば日本では、梅雨や台風があることが季節感がずれていると感じるようです。

2019年の冬至の日は?

2019年の冬至の日は、12月22日です。しかし、12月22日の年もあります。毎年日にちが変わってしまうのは、どうしてでしょうか。

簡単には計算できない

簡単な算出方法としては、西暦(グレゴリオ暦)を4で割った余りの数(0〜3)で日にちが決まるため、4の倍数の年であるうるう年を基準(余り0)として計算します。しかし、割り当てられる日にちは、年代によって違いがあるようです。

1992年〜2095年までは、21日か22日ですが、2096年〜2099年までは全部21日です。

1年は365日ではない!?

これは、1年が365日+端数があることから起こります。また、その端数も、基準にする日によって違ってきます。なぜかというと、地球の公転が一定でないことから起こります。

非常にわずかなのですが、地球の公転は螺旋のようにちょっとずつずれながら、回転し移動しているそうです。また、地球自身の自転も一定ではありません。

そのことから、1年の端数の数値には、わずかなズレがあります。10年程度であれば、冬至の日にほとんどずれはありませんが、数十年の単位で見ると冬至の日にちがずれていく様子が見られます。

※ 4で割り切れる年は、うるう年です。
※ 確定困難な(日を跨ぐ)年もあります。

冬至には、なぜかぼちゃを食べる?

冬至は、1年で太陽が出ている時間が短い日ですので、次の日からは日が長くなり始める、初めの日とも言えます。太陽の力が一番弱い日とも言え、この日から再び力が甦りはじめる日(再び陽にかえる日)ということから、「一陽来復」の日とされ、この日から運が上昇しはじめると考えられていたようです。

「ん」のつく食べ物による「運盛り」

それで、運が上昇しはじめる日にもっと「運」をつけるため、「ん」のつく食べ物を食べるという「運盛り」という縁起かつぎがはじりました。

「蓮根」 れんこん
「人参」 にんじん
「銀杏」 ぎんなん
「金柑」 きんかん
「寒天」 かんてん
「饂飩」 うんどん=うどん

かぼちゃは、「南瓜」と書き、なんきんと呼べることから、「運盛り」として食べられました。

この7つが、「冬至の七種(ななくさ)」と言われています。

「ん」は「いろはにほへと〜」の最後の文字なので、これを食べるとまた初めの文字に戻る(「一陽来復」に通じる)からという意味もあるようです。

保存がきき、栄養の多いかぼちゃ

また、昔の日本では冬至のころになると秋野菜の収穫も終わり、食べられる緑黄色野菜がほとんどなくなっていました。そこで元気に冬を越せるようにと願いを込め、保存がきき栄養もあるかぼちゃは特別に大切にして、食べていたようです。

実際にカロチンやビタミンの多く含まれるかぼちゃを食べ、風邪等への抵抗力をつけようとした先人の知恵は、素晴らしいものだと思います。

おわりに

今回は、冬至や二十四節気とは何か、2019年は12月22日であること、どうやってその日が決まるか、なぜかぼちゃを食べるのかなどを、考えてみました。

かぼちゃを食べる理由は、「栄養がある」程度でしか考えていなかったので、「ん」のつく食べ物で「運盛り」というのを知ることができ、昔からの考え方は本当におもしろいなぁと思いました。

そんなことも考えながら、栄養を考えてその季節にあった食べ物を食べていきたいと思いました。

みなさんにも、参考にしていただけたら幸いです。

最後まで読んでいただき、大変ありがとうございました。