正月飾りの意味と、いつからいつまで?どのように処分すれば良いか?

年末が近づくと、子供の頃は正月準備を必ず手伝ってきました。親から正月飾りを飾るように言われて、なんとなく面倒で、何も考えることなく、ただ適当に飾ってきました。

一人で生活していた時は、あまり気にすることもなく、準備をしなかったように思います。

家族ができて、昔準備をしていたことを思い出しました。なぜ、正月飾りを飾るのか?意味は何なのか?いつからいつまで飾って、どのように処分すると良いのか?知らないことばかりだったので調べてみました。

正月飾りの意味

正月の起源は、現代に伝わる行事の中でも最も古く、6世紀ごろと言われています。そして、現在のお正月飾りの形が庶民にも広まっていったのは、江戸時代のようです。

正月には、その年の神様である「歳神様(としがみさま)」が各家を回ると考えられていました。歳神様が家を見つけやすいように、家の目印として松の飾りを立てたことが門松の始まりと言われています。松には、「神様をまつ」という意味があるそうです。

門松は、正月飾りのなかで最も重要なものとされ、歳神様の依代(よりしろ)と言われています。依代とは、神霊を招くための対象物のことで、歳神様がこの世に迷わずに降臨できるようにするための目印となのです。

また、しめ縄には「なわばり」「結界を張る」という意味があります。神社に、神木などにしめ縄が張られている光景をよく目にすると思います。神社のしめ縄には魔よけの意味があり、神域と俗世を区別する境界線です。そこで一般家庭でも、正月には歳神様が訪れやすいように、門松と共にしめ縄を飾ることが慣習となったようです。

それから、鏡餅は「歳神様の居場所」と言われています。鏡餅が丸い形をしているのは円満を表し、2つ重ねていることはかさねがさねを表し、円満に年を重ねるという意味になります。鏡餅と歳神様については、こちらの記事でも詳しく書いたので、参考にしてください。

しめ飾りとは、新しい藁(ワラ)のしめ縄に縁起物といわれるゆずり葉やシダ植物のウラジロ、橙(だいだい)などを組み合わせて飾り付けたものです。新しい藁には、古い年の汚れを取り払う意味があり、ウラジロは長寿を意味し、ゆずり葉は子孫の繁栄、橙は家系の繁栄を願っているものとされています。

そのようなしめ飾りを玄関に飾ることで、自分の家が歳神様をお迎えする神聖な場所であることを示します。そして、災いが外から侵入してくる事を防ぐと言われています。

正月飾りにはこうした役割があり、どの正月飾りも欠かせないものとなっています。

正月飾りは、いつからいつまで?

正月飾りは、旧年中のホコリや、すす払いんどの大掃除が終わった後、飾り付けをを行います。歳神様を迎えるのですから、1年間の汚れをしっかり落とす大掃除も、正月を迎えるための大切な行事です。

一般的には、27日くらいから飾り始めるようです。しかし、29日は「9=く(苦)」と読めることから、「苦待つ」と言われ飾り付けを行わないようです。また、31日は「一夜飾り」と言って縁起が良くないこと、大晦日には歳神様がもうやってくるからと飾るのを避けるようです。

門松を飾る期間

門松を飾っておく期間のことを「松の内」といい、一般的には七草粥を食べる1月7日くらいまでとされています。七草粥は、1年間平和に暮らせることを祈願し、邪気を払うためにたべるものだという由来から、これを食べてから正月飾りを外すという説があります。

また、地域によっては、1月15日(小正月)や1月20日(二十日正月)まで飾っておくというところもあるようです。

関西地方を中心に、小正月まで門松を飾っておく背景には、もともと松の内が1月15日までの期間だったことや、どんど焼きの行事が小正月に行われる機会が多いことからきています。京都にいたっては1月4日までしか飾らないそうです。

また、二十日正月まで門松を飾っておく京阪地方や、岐阜県、石川県や群馬県の一部などの風習では、1月20日を正月が終わる節目の日とされているようです。

しめ飾りを飾る期間

しめ飾りを飾っておく期間は、門松と同じで一般的には12月28日~1月7日くらいまでとされています。

地域によって異なりますが、小正月の風習が残っている地域では1月15日まで、二十日正月の風習が残っている地域では1月20日まで飾っているようです。

鏡餅を飾る期間

鏡餅を飾っておく期間は、鏡開きの日までとなっています。一般的に鏡開きの日は、1月11日とされていますが各地域の風習によって異なります。鏡開きは、歳神様からのお下がりとして、鏡餅をおしるこなどにして食べます。

正月飾りを処分するには?

正月飾りは、小正月の1月15日に行われるどんど焼きで、処分するのがベストです。

どんど焼きとは、正月に飾った門松や松飾り等を神社や地域の人たちで集めて焼く、年中行事・火祭りです。さらに、どんど焼きの火に当たることで学業成就のご利益があったり、健康的な身体で過ごせるという意味もあるので、ぜひどんど焼きに足を運んでほしいと思います。

正月飾りを一般ゴミとして処分する方法

どんど焼きにどうしても参加できない場合は、正月飾りを次のような方法で、紙などで丁寧に包み込み、それぞれ地域の自治体が定めているゴミの捨て方に従って処分をして下さい。

1 正月飾りを、新聞紙や半紙など、大きめの紙の上に置く。

2 塩を「左 → 右 → 中央」順に、歳神様への感謝の気持を込めてふりかけ、お清めをする。

3 下に置いた紙で包み込み、普段の一般ゴミとは別の袋に入れる。

4 歳神様への感謝の気持ちと、この一年の無病息災を祈願して、ゴミに出す。

なんとなく、「ゴミに出す」というのは抵抗があるのですが、どんなものに対しても「感謝の気持ち」を表すことが大切だと思うし、そういう心境で生活することが幸せなことなのではないかと思います。

鏡餅を処分する方法

鏡餅の処分の方法は、鏡開きの日に一口サイズに鏡餅を切って、お雑煮やおしるこなどにして食べます。

鏡餅には歳神様のエネルギーが宿っているので、お供えした鏡餅を食べることで、一年間を健康的に過ごせると言われているのです。

おわりに

古くから日本で行われてきた正月を彩る、正月飾りの伝統的な風習は、これからも大切にしてほしいものだと思います。その意味や、飾る期間、処分の仕方について知ることによって、安心して気持ち良く、次の年を迎えることができます!みなさんにも、参考にしていただければ幸いです。

最後まで見ていただき、大変ありがとうございました。