ひな祭りの由来や起源を簡単に!子供にわかりやすく教えるためには?

女の子のための行事として、日本人なら誰もが知っていると思われる「ひな祭り」ですが、その由来や起源を子供に聞かれたら、うまく教えることができますか?

今回は、「ひな祭り」の由来や起源を、簡単にまとめたいと思います。でもまず、できるだけ具体的に理解するところから確認して、そのあとポイントをまとめてみたいと思います。子供にわかりやすく教えて、「ひな祭り」という行事を一緒に楽しみましょう。

ひな祭りの由来と起源

ひな祭りの由来は、古代中国(300年ごろ)にさかのぼるようです。中国の唐の時代に、暦法で定められた季節の変わり目のことを「節」と言います。

旧暦の3月に最初にやってくる巳(み)の日を上巳(じょうし・じょうみ)といい、このころは季節の変わり目で災いをもたらす邪気が入りやすい時期と考え、川辺で厄払いや禊を行う日とした「上巳節」がありました。

この上巳節が遣唐使(7〜9世紀)によって日本に伝えられ、最初は天皇のために厄払いをしていましたが、平安時代(794年〜1192年ごろ)には、「上巳の節会」と呼ばれる宴会が行われるようになりました。

上巳の節会では、水の流れのある場所で盃を流し、自分の前を通り過ぎるまでに歌を詠んだり、お酒を飲む「曲水の宴」が行われました。また、人形(ひとがた)という紙や木、土などで人間の形をつくったもので、自分の体をなでて穢れ(けがれ)を移し、川や海へ流しました。

また、貴族階級の女の子の間では、紙の人形を使った「おままごと」のような遊びが流行っていました。これを「ひいな遊び」と言います。このひいな遊びと、川に流す人形が結びついて、地域によっては今も残る「流し雛」が誕生しました。これが、ひな祭りの起源のようです。

「上巳の節句」と「桃の節句」

「節句」というのは、江戸時代の頃に定められた祝日で、5つの節句があります。
・人日(じんじつ)の節句 1月7日
・上巳(じょうし)の節句 3月3日
・端午(たんご)の節句 5月5日
・七夕(しちせき)の節句 7月7日
・重陽(ちょうよう)の節句 9月9日

元々は中国の「節」が由来ですので、日付が変わってしまうのですが、暦の中で奇数の重なる日を取り出して、季節の旬の植物から生命力をもらい、邪気を祓う目的で始まったと言われます。1月だけは、1日は元旦なので別格で、7日の人日を五節句の中に取り入れています。

ひな祭りの「上巳の節句」は3月3日であり、桃の花が咲く時期と重なることから「桃の節句」とも言われ、桃などの自然の生命力をもらうなどして厄災を祓ったのだそうです。

もともと、「上巳の節句」は男女関係なく、厄払いや邪気祓いが行われる行事でした。穢れを移して川に流す人形(ひとがた)は、草やワラ、紙などで作られていたのですが、人形(にんぎょう)作りの技術が向上し、人形を川に流すのではなく、家で飾るように変化していきました。さらに豪華な人形をひな壇に飾ることが流行し、女の子が生まれたら、健やかな成長を願い守るために、「ひな人形」を飾ることが定着してきました。

このことから、ひな祭りとは単なるお祭りではなく、女の子の健やかな成長や幸せを願う日であり、そして、決して女の子だけの行事ではなく、老若男女を問わず幸せを願うものだということがわかります。

ひな祭りを子供にわかりやすく伝えよう

さて、子供にわかりやすく教えるとしたら、どのように話してあげるといいでしょうか?年齢によって、伝え方が変わってくると思いますが、伝えるポイントは次の3点だと思います。

1 昔は、紙の人形に災いを移して、川に流すことで厄払いをしていたこと。
2 人形は、だんだんと家に飾られるようになり、子供のお守りのようになったこと。
3 女の子の成長を祝うだけでなく、あらゆる人の幸せを願う行事であること。

そこで、どんな説明をしてあげたら良いか、考えてみました。

ひな祭りって何?

3月3日の桃の節句のことで、女の子の健やかな成長や幸せを祈ってお祝いをするんだよ。

どうして雛人形を飾るの?

昔は、紙で作った人形を、良くないことを移して、川や海に流していたんだよ。

雛人形はお守りのようなものだから、子供のかわりに怪我や病気から守ってくれるので、家に飾るようになったんだよ。

どうして女の子のお祝いをするの?

もともとは女の子とか、子供のための行事じゃなくて、あらゆる人の幸せを願う日だったんだよ。だんだんと、3月3日が女の子、5月5日が男の子のお祝いの日になったんだね。だから、みんなの幸せを祈りながら、おひなさまを飾ろう!

おわりに

ひな祭りを理解する3つのポイントをちゃんと伝えれば、意味を理解して、雛人形を丁寧に飾り、行事を大切にしていけると思います。年齢が上がるごとに、先に書いた由来や起源を少しずつ伝えていくといいのではないでしょうか。

子供の幸せを願う気持ちは昔も今もかわらないことがわかりますし、だからこそ、昔から伝わる伝統的な行事を大切にしていきたいと思いました。そしてその大切さを、一緒に子供たちへ伝えていきましょう!

最後まで読んでいただき、大変ありがとうございました!